Gentoo Linux への RStudio(Desktop)のインストール

RStudio は、統計言語Rのための IDE統合開発環境)だ。
本家サイトでは、Linux 用として、

が提供されている。

Gentoo ではソースコードからビルドするのが常道だが、安定版でシステムを構築している場合、ビルドの条件である boost や Qt4 などの最新バージョンが揃わない。

そこで、ここでは Ubuntu用のパッケージを使って RStudio を起動する方法を探ってみた。

用意するのは、

  • deb2targz
  • RStudio deb パッケージ

である。

deb2targz

debファイルをtar.gzファイルに変換するユーティリティである。
現時点では、app-arch/deb2targz-1が利用できる。普通にemergeすればよい。

$ sudo emerge deb2targz

RStudio

RStudioのダウンロードページから、
RStudio Desktop 0.93.89 - Ubuntu 10.04+ (32-bit)(2011/5/6 現在)をダウンロードし、以下のように展開する。

$ deb2targz rstudio-0.93.89-i386.deb
$ tar -zxvf rstudio-0.93.89-i386.tar.gz

なお、ここでは 32-bit版を例にとったが、64-bit版でも手順は同じである。

これにより "usr" というディレクトリが現れる。


RStudio の起動

上で展開して現れたRStudioディレクトリ usr 配下にある usr/lib/rstudio/bin/rstudioが実行ファイルである。

たとえば、KDEなら、konsole から、以下のようにして起動できる。

$ cd usr/lib/rstudio/bin/
$ ./rstudio